ぼくは万年筆で紙ナプキンにメモをとりながら、心のなかでは考えています。その「普通」が一番おもしろいんだ。劇…

ぼくは万年筆で紙ナプキンにメモをとりながら、心のなかでは考えています。その「普通」が一番おもしろいんだ。劇的な恋なんて、つまらない。普通の女性が、普通の男性に心がかたむく一瞬の動きのほうが、ぼくの小説にはずっといいのです。白く渇いていた氷の角が、やわらかに溶けだすときの心の温度が正確につかめれば、短篇のひとつくらい難なく書けるものです。ここにある十篇のうち半数以上は、そんなふうに誰かのライフストーリーを、ちょっと拝借してしあげたものなです。
(あとがき)
石田 衣良

この名言は、気に入りましたか?

いいね! (←気に入ったらクリック!)
Loading ... Loading ...

石田 衣良

もっと石田 衣良の名言を見る↓

カテゴリー: 未分類   パーマリンク

コメントは受け付けていません。