こんな具合に俺と現実というのはうまく噛みあわない。しかし、現実は堅くて大きい。俺はいつも俺の心や体をねじ曲…

こんな具合に俺と現実というのはうまく噛みあわない。しかし、現実は堅くて大きい。俺はいつも俺の心や体をねじ曲げることによって現実に応対・応接してきた。具体的には、どういうのかなあ、こう、腰をこごめて卑屈に笑う。人前で屈辱的叱責を受け、その人を殴りたくなっても、ぐっと、我慢。ぐっと堪えて、からだを手をいい加減にねじ曲げ、むかしとった杵柄だ、即席で拵えた歌を歌って明るく振る舞って現実を乗り切る。そうしたら、ふざけるな、と言ってまた殴られた。でも我慢。自分の心と体を曲げるしか生きていく道は無い。
町田 康

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